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川上小 1年生研究授業
志水 廣先生をお迎えして
1年生算数「かずしらべ」
6月22日火曜日、愛知教育大学名誉教授で現在授業力アップわくわくクラブ主宰の志水廣先生をお迎えして、1年生の研究授業を行いました。
授業の始めはいつも取り組んでいる「読み上げ計算」でスタートします。「5は2と3にわかれます。」「はい。」とテンポよく進んでいきます。しっかり聞いていないと「はい。」と言ってあげられなかったり、間違えたまま進んでしまったりするので、聞き役が重要です。
読み上げ計算が終わったら、中心課題に移ります。バラバラに置かれた果物の個数を、わかりやすく調べることがめあてです。果物は大きさが違うので、どうやって調べていくか一生懸命意見を出しています。 最終的に、同じ種類のくだものを絵グラフ(同じ大きさでならべる)にするとくらべやすいということがわかりました。
6月の初めにひらがなも全部学習し終えて、学校のくらしにもずいぶん慣れてきた1年生です。よい姿勢で学習できていることにも感心しました。
とてもよく頑張っていました。1年生の授業を観て、他の担任の先生達もいい刺激をもらいました。ありがとう。
心が動いたことを聞く
授業の中で、子ども達は色々な反応をします。それは、わかったとかわからないということよりも、その日の課題や問題に向かい合ったときに出てくる自由な表現から生まれてくると、志水先生はおっしゃいます。
子どもたちの表情や、つぶやきを見取ると、「ん?」「えっ?」「やばい」「まずい」「「おんなじだ」「ずるい」といった『心が動く瞬間』があります。それを、『今、何でずるいと思ったの?』と、問い直してやることから、授業が展開していきます。知識や技能を身に付けていくことはもちろんですが、『心が動いたことを聞く』のは、学びの入口だということを教えていただきました。本校職員もそこを見落とさないように、頑張っていこうと思います。
志水先生、貴重な時間をいただき、ありがとうございました。