本文
けんびき焼きってなあに?(久世第二保育園)
けんびき焼きについて教えてもらいました!
久世の地区でもあちらこちらで「田植え」が行われています。この時期に毎年園のおやつに出るのが、<けんびき焼き>11日(水曜日)食育推進ボランティアの片岡さんに来ていただいて、<けんびき焼き>について教えてもらいました。

「けんびき焼きは、みょうがの葉っぱを使います。葉っぱの香りが良くて、ショウガに似た味がして、胃の働きが良くなり、気持ちがすっきりするんよ・・・」

ちょっと匂ってみよう・・・茎のところがいいよ!

「昔は田植えの時に、苗を手植えしていてね・・・何日もかけて、かがんで田植えをするととても疲れたんよ。その疲れを癒すために、「代満(しろみて)」と言って、地域の人が集まってお疲れさま会をしていました。その時、疲れた肩(けんびき)を癒すのに、甘いあんこが入った「けんびき焼き」を食べたんよ。」と、教えてもらいました。ごまみそやピーナッツみそを入れるところもあったそうです。
これが「けんびき焼き!!」
みょうがの葉っぱが巻いてあるおまんじゅうの写真を見せてもらい、関心をもつ子どもたち!13日のおやつに「けんびき焼き」が出ることを聞くと、楽しみしているようでした。
片岡さんの話を聞いた2日後、13日(金曜日)・・・3じのおやつに「けんびき焼き」が出ました。あんこたっぷりのおやつに、子どもたちは大喜び!


給食の先生が、子どもたちの食べやすさを考えて作ってくれた、みょうがの葉っぱのない「けんびき焼き」を、子どもたちは満足そうにほおばっていました。「おいしいなあ・・」と顔を見合わせて、嬉しそうに食べる姿を、給食の先生も「作ってよかった!」と、喜んでくれました。
食育推進ボランティアの片岡さんが、「けんびき焼き」の話をしに来てくださったことで、子どもたちが「けんびき焼き」に関心をもち、よりおいしく頂くことができました。生まれ育った地域に残る郷土料理を、教えてくださった片岡さん、作ってくれた給食の先生、「ありがとうございました」

また食べたいなあ・・・