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第8回かしむら学(樫邑小)
1月20日、第8回目となる「かしむら学」に、山崎 茂さんにお越しいただきました。
山崎さんには、毎年2月に「しじり体験」で本校児童がお世話になっています。
今日は、樫邑地域でかつてさかんに栽培されていたミツマタのことと、少ない児童数だが、樫邑小が地域に残っていることの意味をお話いただきました。
ミツマタは、昔はこの樫邑地域のいろんなところで栽培されており、お札の原料として印刷局にもおさめていたとのことです。 ミツマタをお札の原料にすることで、丈夫になり、すかしが入るなどの高い印刷技術にも対応できるということです。 現在は、ミツマタを植えていたところは杉や檜に変わり、ミツマタはほとんど見られなくなってしまいました。
そして、「樫邑小がなぜあるのか」ということについても、お話いただきました。現校舎が建てられる前に、学校を統合するかどうかという話があり、地域の方で相談し、残そう、ということになったそうです。そこには様々な思いがあったとうかがいました。
「人数は少なくて大変だろうけど、地域の人が守ってきた学校なので、誇りを持ち、世界のために役立つ人に育ってほしい」と子ども達にエールをおくってくださいました。また、現在はコロナの流行により、田舎の良さもまた見直されていることに触れ、素晴らしい自然環境の中で勉強に励んでほしい、とおっしゃいました。
わかりやすく樫邑のことを教えていただき、また、子ども達を励まし、応援していただき、ありがとうございました。
2月にはしじり体験で、6人がお世話になります。よろしくお願いします。