本文
第2回目 紙漉き体験(樫邑小)
2月5日(火曜日)、第2回目の紙漉き体験を樫西和紙工房にて行いました。
今回は全校児童が体験することができました。
前回のことを思い出し、それぞれチャレンジをしました。1年生は今回が初めての経験となりました。自分の体重を支えながら(バランスをとりながら)紙を漉く作業をすることの難しさを感じながら一生懸命取り組んでいました。これから1年ずつご指導を受けながら経験を積み重ね、卒業する頃にはきっと、漉き方も上達していることでしょう。
高学年の中には、前回と今回の手応えの違いに戸惑う姿もありました。紙を漉く作業というのは毎回全く同じ調子でできるものではないし、仕上がりも違う、ということを小川さんより教えていただいていました。
4・5年生は、作業終了後、あらかじめ用意していた質問を小川さんにお聞きする時間を設け、お答えいただきました。紙漉きの苦労や紙漉きにかける思いを、改めてお聞きできるとても良い機会となりました。35年近くの長い年月、この紙漉きに携わっていらっしゃるとのことです。保護者・親戚の方々もお世話になっていることに気がついた子どももいました。(飾られている昔の写真の中に子ども達のご家族・ご親戚の姿が・・・)
お話をしていただいている間に、漉いた和紙が乾き、一人ひとりの仕上がりをその場で確認させていただくことができました。文字や絵がまだ入っていない、できたての和紙ですが、それぞれに漉き方の個性・特徴がでており、和紙そのものが既にすばらしい芸術作品でした。
小川さんには貴重な体験をさせていただきましたこと、また、和紙作りを通しての苦労や喜び、やりがい、面白さといったことにも触れ、お話しいただきましたことに感謝申し上げます。
この経験を、どのように子ども達が拡げて自分の気付きにつなげていくか、今後の子ども達の学びに注目したいと思います。
(なお、今回も、テレビニュースの取材が入り、その日の晩に放映されました。)