本文
中和小 植杉川の生き物調査!
「中和いきいき新聞社」今年も植杉川へ!
2021年5月13日(木)、中和小学校3・4年生が結成する「中和いきいき新聞社」6人が今年も植杉川へ生き物調査に行きました。昨年は、アカザ、オヤニラミ、タカハヤ、スナヤツメの4種の絶滅危惧種を発見し、それらの情報を地域に発信することで貢献した新聞社、今年はどんな活躍を見せてくれるのでしょう!
頼もしい助っ人ぞくぞく!
中和小学校の「強み」のひとつは、子ども達の学びを助けてくださる大人がたくさんいることです。この日も、津黒いきものふれあいの里から雪江先生、山本先生、生き物の専門家、「姫」こと古川先生、野外活動の達人、鳥越先生がお越しくださいました。本校職員も合わせると大人が6人、まさにマンツーマンの手厚い対応です。本当に恵まれた子ども達です!
でも、いざ活動が始まると大人も一生懸命…。「やったあ~!魚、つかまえたぁぁ!」最大の歓喜の声を響かせていたのは担任の樋口先生だったような気もします。
冷たい水も何のその!
昨日までの雨で水温が下がっていましたが、子ども達は元気そのもの!ぐいぐいと水の中に入っていきます。勢い余って尻もちをつく子もいましたが…。中和の子はみんな元気!お構いなしに生き物さがしに没頭します。
「魚、とれた~!」
「何、これ!!!」
「気持ち悪うぅ…。」
植杉川は、すぐに子ども達の元気な声でいっぱいになりました。
冷たい水、川のせせらぎ、カエルや鳥の鳴き声、生き物に触れた感触、あたたかな陽の光、爽やかな風…子ども達は、無意識のうちに生の自然を全身で感じていたに違いありません。それは、インターネットや図鑑では得られない貴重なものだったはずです。
理科室でじっくりと観察
次は、理科室で生き物を詳しく調べます。図鑑とにらめっこしながら種名を調べる子、ものさしで体長を測る子、先生に質問しながらノートにまとめる子、それぞれの学びの姿が見られました。
自分で粘り強く調べるのは立派な学習態度です。しかし、先生にどんどん質問できる柔軟な学びの姿勢も大切です。この水辺の生き物調査を通して「学び方」を学んだ子どもも多かったのではないでしょうか。
今年も「絶滅危惧種」を発見!
最後に今回の調査の成果をお伝えします。
今年も絶滅危惧3種「アカザ」「タカハヤ」「スナヤツメ」を確認できました。残念ながら「オヤニラミ」はとれませんでしたが、今年、新たに「カジカ」を見つけることができました。カジカも環境省レッドリストで準絶滅危惧に指定されている貴重な魚です。
調査結果の詳しい情報結果は、子ども達がこれからまとめてくれるはずです。「中和いきいき新聞社」の今後の活躍に期待しています!
がんばれ、我らが「中和いきいき新聞社」!