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中和小 五感を使って森のお宝探し!

印刷ページ表示 大きい文字で印刷 記事番号:0044775 更新日:2021年6月18日更新

五感を使って森を探検!

津黒の森探検 2021年6月10日(木)、中和小学校の1・2年生6人が、生活科の学習で「津黒いきものふれあいの里」へ森の探検にでかけました。子ども達の目的は「自然の中のお宝さがし」。さて、子ども達は、津黒の森でどんなお宝を発見したのでしょう? 

五感を使って、豊かに感じること

津黒の森探検 中和小学校の、低学年が生活科で頑張っていること…それは、五感を使って豊かに感じることです。

 人間は、物言わぬ自然と向き合うとき、五感を使って感じる以外に方法はありません。それは、言葉では表せない感覚の世界への冒険であり、その世界でしか出会えないお宝があると、私達は考えています。
 そして、そういった体験は、子ども達の心を揺さぶり、豊かな感性を育むに違いありません。

 

【見る!】 モリアオガエルの卵を観察!

 まずは、トンボ池を観察。いきなり出迎えてくれた生き物は…シマヘビ! 思わず後ずさりする子、興味津々で足で草むらをかき分ける子、反応はまちまちでした。

 しばらく池のまわりを歩いていると、ありました、ありました! 本日の目玉、モリアオガエルの卵塊(らんかい)!それは、大きな泡の塊です。興味深く見つめる子ども達の眼差しが印象的でした。

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【聞く!】 えっ?もう、セミの声?

津黒の森探検 森に近づくと、ジーッ、ジーッ、ジーッ、ジーッ…というたくさんの声…。「えっ?もう、セミの声?」みんな驚いていると、雪江館長さんが、「これはハルゼミという、春に出てくるセミの仲間の声だよ。」と教えてくださいました。他にも、耳を澄ますと、鳥の声、風にせせらぐ木の葉の音…。普段は意識していないたくさんの音に、子ども達は気付くことができました。

【味わう!】 おいしい木の実!

 「これ、食べられるよ。」雪江館長さんが教えてくださった黄色い小さな木の実。おそる、おそる口に入れる子ども達…。

「あま~い!」

「オレンジみたいな味がする~!」

 子ども達が満喫したこの果実は、ナガバモミジイチゴ。津黒の森の中のいろいろな場所で見つけることができました。「植物の中には毒のあるものもあるから、しっかり勉強しないと食べられないよ。」館長さんの言葉に、子ども達は、なるほどという表情をうかべていました。

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【触れる!】 アカハライモリの感触は!?

 小さな水たまりで子ども達が見つけたアカハライモリ。慣れた手つきで触る子もいれば、おそるおそる触る子も…。

 担任の先生が「さわった感じを教えて。」と問いかけると、

 「背中は、ザラザラした感じ。」

 「お腹は、ちょっとザラザラしているよ!」

子ども達は、自分の指で感じた感触を、一生懸命に言葉にして伝えます。図鑑では絶対に味わえないこの感触、まさに、森のお宝発見です!

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【かぐ!】 どくとくな匂いの木

 この日は、あまり「かぐ」機会はなかったのですが…ひとつありました。館長さんが、みんなに「この木の葉をかいでみて!」と渡してくださった木、どくとくな匂いがしました。この木の正体は「ニワトコ」。

 「どんなにおいだった?」先生の問いに、子ども達は…。

 「くさい…。」においを言葉にするって意外にむずかしいかもしれませんね。

 

自分のお宝を発表!

 津黒の森探検 観察会の終わりに、みんなでお宝の発表会を開きました。

 「アカハライモリをさわりました。一生の思い出になりました!」

 「木の穴にたくさんのトゲアリがいたことです!」

 「ナガバモミジイチゴ! こんなうめぇもん、はじめてくった!」

 「フキの葉っぱで、ぼうしを作ってもらったことです!」

 …などなど、子ども達の心の底の方に一生残る素敵なお宝を見つけたようです。

 

 ご協力くださった「津黒いきものふれあいの里」の雪江館長さん、ゲストティーチャーの鳥越先生、本当にありがとうございました。


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