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中和小学校 「読書を楽しむ子ども」を育てる新たな取組
「読書を楽しむ子ども」を育てる新たな取組
読書を楽しむ子どもを育てる。これは、今年度、中和小学校が力を入れて取り組もうとしている教育方針のひとつです。
なぜ、今、読書なのか!
インターネット等の普及により、私達は否応なく日々、膨大な情報に触れるようになりました。しかし、膨大な情報を前に、私たちは振り回され、受け身になりがちです。
そこで「読書」の出番です。ネットから得られる断片的な情報と違い、読書ではひとつのテーマを深くじっくりと考えます。いわば、読書は筆者とのゆったりとした対話なのです。また、読書では自らの好奇心をもとに、能動的に読みにいく姿勢が求められます。
私達は、これからの時代を生きていく子ども達にこそ「読書する力」が重要だと考えているのです。
ありがたい! 真庭の「ブックるん」
本校には移動図書「ブックるん」が月に1回来ます。昨年度は、休み時間に来てもらっていたのですが、今年度から授業中にしました。そして、その1時間を「全校読書タイム」と位置づけることにしたのです。(休み時間だと子ども達は落ち着いて本を選ぶことができないからです。)
そして、この日が、このシステムにして第1日目でした。
まずは「ブックるん」へGO!
授業が始まると全校児童19人が「ブックるん」へ行きます。昨年度は、疎らだった車内が今年度は超満員…。読書が好きな子も苦手な子も、何はともあれ本の前に立つ、この機会をもつことこそ、読書を楽しむ子どもを育てる第一歩です。
教室では先生も一緒に読書!
次は教室に帰って、ゆったりとした読書タイムです。いつも授業の準備や採点で忙しい担任の先生も、この時間は読書を楽しみます。しーんと静まり返った教室、これはまさに「読書空間」です。
中和小学校の「読書を楽しむ子ども」育成の取組は、まだまだ始まったばかりです。これからも、読書を通して、未来に向かって力強く、能動的に生きていく力の素地を子ども達に育てていきたいと考えています。