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中和小 中和の伝統を継承する ~こけら寿司づくり~

印刷ページ表示 大きい文字で印刷 記事番号:0065151 更新日:2022年10月24日更新

中和の伝統を継承する ~こけら寿司づくり~

 2022年10月12日(水)中和小学校の3・4年生7人が親子でこけら寿司づくりに取り組みました。
こけら寿司

こけら寿司とは…

 こけら寿司とは…笹の葉に一握りのすし飯としめ鯖をのせた寿司で、中和地域の各家庭で古くから作られてきた伝統料理です。「こけら」とは手斧で木を削った時にできる木片のことで、寿司の形がそれに似ていることに由来すると言われています。
 興味深いのは、中和地域でも下和・初和地区ではサバを用いますが、別所・吉田地区ではシイラを用いるとのこと。どうして、このような文化の違いが生まれたのか興味がそそられます。

今年はシイラで挑戦!

 毎年、中学年が取り組んできたこけら寿司づくり、ずっとサバを使ってきましたが、今年は初めてシイラに挑戦!下和・初和地区から通っている子ども達は、シイラのこけら寿司を食べた経験がほとんどなく「どんな味がするんだろう!」と、興味津々の様子でした。

先生は地域の達人「田中のおばあちゃん」

 今回の先生は、地域の「こけら寿司」づくりの達人、田中のおばあちゃん。田中さんは子どもの頃から毎年欠かさず「こけら寿司」を作ってこられた超ベテランです。
 また、こけら寿司の製造販売にたずさわる「ハッスル母ちゃん工房」からハッピークリエイターの蘭ちゃん、真庭市の栄養士さんや地域の栄養委員さんも応援にかけつけてくださいました。

こけら寿司こけら寿司

こけら寿司づくり

 見るだけでもドキドキするような柳刃包丁で練習用のサバをうす〜く切る子ども達…、初めは蘭ちゃんが手を添えながら、次第に子ども達の手に委ねていきました。お母さん方の表情を見ていると心の中の悲鳴が聞こえてきそうでした。
こけら寿司こけら寿司こけら寿司

 次は、いよいよ寿司をにぎります。4年生の子ども達は、3年生にも分担を指示しながらテキパキと作業していました。ここからはお母さん方も参戦、一気にピッチが上がりました。
 計量した酢飯を軽く握って、ショウガとシイラをのせ、きれいに洗った笹の葉にのせて出来上がりです! 笹の葉の深い緑色が目に鮮やかに映り、食欲をそそります。
こけら寿司

シイラのお味は??

 いよいよ、こけら寿司をみんなで試食です!さて、子ども達の反応は??
 「シイラの味を楽しめて良かった!」
 「ショウガと魚と酢飯を一緒に食べるとおいしかった!」

中には家では食べないのに、学校では「おいしい!」と言ってもりもり食べる子も…。やっぱり自分達で握ったこけら寿司は特別なようです。
 また、活動後の振り返りでは「サバを切る体験ができて良かった!」という感想も聞かれました。

こけら寿司こけら寿司

 さて、今年は、親子で取り組んだこと、シイラを使ったことなど、初めてづくしの「こけら寿司」づくりでした。それぞれの家庭に中和の伝統の味が引き継がれることを願っています。


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