本文
(樫邑小)恒例のしじり体験
毎年恒例のしじり体験を今年度も行いました。
しじりとは和紙の原料となるみつまたの表面の皮をむくことです。
地域の山崎茂さんのご自宅で、指導していただきながら、しじり体験をしました。
まずは、むしたみつまたから皮をはがします。一人では大変なので、力を合わせてはがしました。
「いっせえのおで」のかけ声で引っ張ると、皮はきれいにはがすことができました。
なかなか皮がはがれないものもあります。少し手伝ってもらうとするっと皮がはがれました。
次に、皮の表面を専用の道具を使ってはがしていきました。
毎年経験していることもあり、学年があがるほど慣れた手つきで作業をしていました。
難しいときには友だちや山崎さんに尋ねたり、一緒に協力をして作業をしたりする姿も見られました。
黙々と集中して作業に取り組んだかしっこ達。素晴らしい集中力でした。
かしっこ達の優しさや成長を感じました。
子どもたちはまさに「しじり名人」でした。
「このみつまたを使った1万円札がほしいです。」の子どもの素直な感想にみんながほっこりしました。
地域の伝統に触れながら、自分たちが住んでいる樫邑の良さを実感することができました。
指導していただいた山崎さん、準備やお手伝いをしてくださったみなさま、ありがとうございました。
たくさんの報道陣も来てくださいました。
照れながらもインタビューにこたえる子どもたち。良い経験になりました。
報道陣の方から「いつごろから樫邑小はしじり体験をされているのですか」の問いかけに、「いつごろからかなあ。もう30年以上にはなるけど、毎年のことでわからんなあ。」と。
しじり体験が樫邑小の伝統行事であることを改めて感じました。
次は紙すき体験です。