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中和小 飯島先生の出前授業
飯島先生の出前授業(ZOOM)
2021年2月17日(水)、中和小学校の3・4年生が、飯島先生の出前授業(ZOOM)を受けました。10月に授業を受けて以来2回目の出前授業です。この日も、おにぎりマンこと小桐さん、姫こと古川さんが応援にかけつけてくださいました。
研究の成果を報告!
さて、前回(10月)の出前授業で飯島先生から教わったのは、次の2つのこと。
・自然は、ありがとうでつながっている。
・それを見つける3つの視点は、「体のつくり」「すみか」「くらし」
https://kodomo.city.maniwa.okayama.jp/35029.html ←前回の様子はこちら!
今回の授業は、飯島先生から出された課題の成果を報告し、助言をいただくことが目的です。
どんどん広がる「ありがとうのつながり」
まずは、植杉川の生き物調査で発見した生き物について、自分たちが考えた「ありがとうのつながり」を報告しました。子ども達が見つけた「ありがとうのつながり」は、次のイメージマップの通りです。中でも子ども達の印象に強く残っていたのが、ムギツクとオヤニラミの関係。ムギツクは、オヤニラミが自分の卵を守る習性を利用して、托卵する性質があるのです。
この説明を聞いた飯島先生は、子ども達に次々と問いかけます。例えば…、
飯島先生:「水の中の昆虫は、何を食べてるの?」
子ども達:「…プランクトン?」
飯島先生:「じゃあ、プランクトンは、何を食べてるの?」
子ども達:「落ち葉とか?」
飯島先生:「落ち葉はどこから来るの?」
子ども達:「山の木?」
…こんなやりとりがしばらく続くうちに、イメージマップはどんどんふくらんでいきます。子ども達は、頭脳をフル回転させて考え、メモしていきます。そして、ついに子ども達のメモは、こんなになってしまいました!!
「もう、書ききれません!」と、子ども達。
飯島先生も子ども達のメモを見て感心し「模造紙がいるね!」と嬉しそうです。
もっと広がる「ありがとうのつながり」
さて、書ききれなくなった「ありがとうのつながり」は、これで終わりではありません。ついには、川を下って「瀬戸内海」に…。一方では、地域のシンボル「中和神社」から探査衛星「はやぶさ」と、宇宙にまで…。無限に広がる「つながり」に子ども達もあっけにとられたようすでした。
また、この一連のやりとりを見事にイラストにまとめた児童もいました。将来はイラストレーターも期待できそうな発想力と描写力をご覧ください。
だれに、どうやって伝える??
子ども達は、今回の出前授業を通して「ありがとうのつながり」はもっともっと複雑に広がることを学びました。さらに、飯島先生から新たに出された課題。それは、このつながりを「だれに、どうやって伝えるか?」です。さあ、子ども達は、この課題にどう立ち向かうのでしょう?
子ども達の「学び」の姿がキラリ★
そして、いつものふりかえりタイム。みんなどんどんと手を挙げて自分たちの「学び」を発表しました。自分で自分の「学び」を確認することができる子ども達、本当にすばらしいです。いくつか紹介しましょう。
「今日は、ありがとうのつながりをいっぱい知ることができました。小さい紙だと全然、書ききれなかったので、もっと大きな紙にまとめたいです。」
「飯島先生の授業で、ムギツクとオヤニラミの関係から、こんなにありがとうのつながりが広がるとは思っていませんでした。飯島先生から出された課題をみんなで考えていきたいです。」
「私達が調べたマップから、いろいろ派生してこんなにいっぱいのありがとうのつながりがあることが分かりました。」
「ムギツクを中心にこんなにありがとうのつながりが広がるとは思っていませんでした。今度は何を中心に広げていくか考えてみたいです。」
「みんなが一生懸命にメモをしていてすごいなあと思いました。」
さあ、子ども達のふりかえりの中にもあったように、次なる課題に生き生きと挑戦する子ども達の姿が目に浮かぶようです。
がんばれ、中和いきいき新聞社の記者たち!!